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制作の記録と日記

#00070 牛を撮る

牛撮影を再開。この2ヶ月は牛の撮影に時間を作ることができずにいたが、スケジュールは自分で作らないと次々に埋められてしまうものだと思い直し意識的に時間を作るようにしている。撮影の依頼があることは非常にありがたいしやりがいもあるのだけど、そればかりに気を取られているとあっという間に時間が過ぎていく。

制作の時間を作ること、意識を切り替えること、じっくり写真のことを考え続けること。器用にやっていけるタイプではないのはもう分かっているので、じりじりと登っていくしかないだろう。

 

ドイツ視察に向けてドイツ語の勉強。関口存男さんの講座を知り3巻まとめ買い。内容はドイツ語版フォレストといった感じで初歩的な部分を分かりやすく丁寧に進めてくれるのでコツコツタイプの自分にぴったり。ドイツ語を始めて1年以上経つがようやく自分に合うテキストが見つかった。なので今までの簡易的なドイツ語本(何冊あるだろう!)は全て不要なものになってしまった。最初からこの本に出会っていれば...と悔やむが仕方ない。3月末までにひと通り終わらせておきたい。

 

#00069 アートギャラリーとドローン

練習用に購入したおもちゃのドローンはあっとゆう間にロスト。1万3千円はドローンとしては安いが......ちょっとした喪失感を味わっている。実際の仕事ではファントム4を使うなら回りくどいことをせず直ぐにファントム4を買えばいいじゃないかと思うこともあるが、ロストの恐怖心が今日生まれてしまったのでもう1台くらいは安いドローンで練習する。

 

先週は京都のアートギャラリーを回り、オーナーから色々話を聞いたりギャラリーのレイアウトを見て回った。京都のギャラリーは都内と比べてアットホームな雰囲気が印象的で、アーティストに寄り添って運営している印象を受けた。こんな良い雰囲気なら京都を拠点に活動しているアーティストが多いのも頷けるし、あれだけ多く発表する場があるのも羨ましい気がした。5月にまた京都に行く時は今回知り合えたオーナーのギャラリーにも行こうと思う。京都エリアには、これから自分がやっていこうとしているやり方と同じ『アーティスト兼ギャラリー運営者』というケースが何軒もあって、今後の参考になりそうだ。

#00068 モノクロフィルムで

私生活の大きな転換点を迎え、心境にも変化が起きている。自分の身の回りを記録しようとフィルムカメラを探している。

今まではプライベートを撮影しようとは考えてこなかったし、自分はそのタイプではないと思い込んでいた。内容に特化した作風は荒木さんとかナン・ゴールディンに任せておけばいいとさえ思っていた。持っていたフィルムカメラは既に売ってしまっていて、大学から借りている8×10で撮影する以外は全てデジタルに移行しているから一から買い直さないといけない。先日は新宿西口の中古カメラ屋を回りカメラ探し。未使用のモノクロブローニーフィルムが大量に余っているので、できれば6×7サイズのカメラが良いがなかなか理想的なものが見つからない。35mmは安くて状態が良いのが並んでいるが......。

中古カメラ探しと並行して都内のギャラリーも回ってきた。今回は馬喰町エリアと曳舟エリア。新しくできたところも含め、ヨーロッパの展示スタイルを採用しているギャラリーが多い印象だった。

 

移住した町にアートギャラリーを作ろうと具体的に動き始めた。古民家の物件が確定し、上下水の工事に入る。外は古民家で、中は洗練された展示空間というギャラリーは全国に山ほど作られていると思うし、もう少し違うアプローチでギャラリーを作れないかと考えているがまだ最善策は出てこない。