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制作の記録と日記

#00097 日々の生活と非日常

日々の生活記録を写真に撮り、撮影した日の新聞紙に転写する作品を1年以上続けている。家の中はストックしている新聞紙だらけになっているが写真をどの紙面にプリントするかを考えるために新聞を捨てるわけにはいかないので今後も新聞の山と共に生活していく。

 

ソロモン諸島のジャングルのフィルム現像が戻ってきた。露出は問題ない。撮影初日、落ち着かない状態で撮ったカットなのでピントが少し甘い。撮影場所も的確とは言えず、「こいつまだ掴めてないな」という印象。時系列に合わせて現像に出していくので4日目くらいから撮影の精度が上がっていくのをフィルムで再確認することになる。ここでもまだ掴めていなければ.......考えたくはないがもう一度ジャングルに行く準備をしなくてはいけない。

 

残り約170カットを一気に現像に出す。

#00096 ジャングルから日常へ

ジャングル撮影も無事に終了し帰国。初日に撮影したフィルムを現像に出した。これが問題なければ残りのフィルムを一気に現像に出し、スキャニングからスティッチングまでをコツコツ進めていく。躊躇せず最初からまとめて200枚現像に出せばいいものを、どうにも度胸がなく石橋を無意味に叩くことにした。

 

ジャングルでは暑さと勾配のキツさと蚊の多さ、自分の体力不足に常に悩まされた。1時間歩くだけで集中力が一気に低下する。午前2時間撮り、正午暑さのピーク時は休み、午後3時間撮るという流れができたのは撮影から4日経ってからで、それまではぶっ通しで撮影していた。夕方からはマラリア蚊が出るからやめたほうがいいと現地の人みんなに言われしぶしぶホテルに戻る。ホテルにも蚊はいるので夜は蚊帳の中で過ごした。

初日は全く撮影に集中できずミスの連続、このままでは倒れてしまうと本気で思うほど暑い、キツイ。スコールが降り撮影を中止せざるをえない状況もあった。

2週目からは現地ガイドとの意思疎通もスムーズになり、撮影に適したジャングルを歩くことができた。気候にも慣れてきて休憩のタイミングなども的確になってきたところで全ての日程が終了。

 

現像の上がりが楽しみでもあり恐ろしくもある。D810をポラ代わりに持って行ったので露出は問題はないはず。空港のX線検査もフィルムだけは全てハンドインスペクションで通過させてもらったのでカブリの心配もない。祈るような気分でこの1週間を過ごしている。

#00095 撮影用品の買い出し

ジャングル撮影の準備もようやく終わり。制作予算も底が見え始める。

アウトドア用品店に行きウェアを買い、トレッキングシューズのメンテナンスをする。

マンフロットのカメラリュック、ベルボンの三脚を購入。今までの撮影はウレタンのボックスにカメラを入れて普通のリュックやトートバックにしまっていたが、ジャングルの中では不安定なので初めてちゃんとしたカメラリュックを買うことにした。ベルボンの三脚も愛用のN730より一回り小型のE740。リュックにも固定できるし、これで移動が楽になるはず。

 

分割撮影の分割枚数を増やせば増やすだけフィルムの消費量が増えるわけで、4分割にするか6分割にするかで悩む。なんてスケールの小さい悩みだろう。

 

現地のガイドを担当してくれるメレさんにアポを取りアドバイスをしてもらう。レンタカーの費用やガイド料、入村料の確認。天谷さんから提供してもらった資料を再度チェック。出発まで残り2週間を切ってルートとスケジュール決めにも力が入る。

 

構想からリサーチ、撮影の準備に2年がかかり、撮影は3週間足らず。皆既日食を撮るわけではないので上手くいかなければ何度でも撮りに行けばいいのだけど、緊張感をキープしてミスの少ない撮影をしてこようと思う。