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制作の記録と日記

#00052 リフレッシュと制作

週末も平日も充実した毎日が送れている。このまま続くといい。

 

ドイツ研修旅行から帰ってきてからというもの頭の中が大きく切り替わってしまったようで、インスタレーションとしての写真表現や写真を使った立体作品を調べている。「素材としての写真」という扱われ方や考え方に長い間抵抗感を持っていたので不思議な感覚だけど、自分は写真家という立場を崩さずにコンテンポラリーアートの領域にいたい。このチャレンジが写真の新しい方向性となればいいと思うし、その行為は純粋な写真表現として語る事は難しいのかもしれないけれど、写真のプリント技法やデジタル技術、あるいはビッグピクチャーではない表現を見つけていきたい。しかしその領域は写真家以外のコンテンポラリーアーティストがアプローチしてきた事と重なってしまう可能性を持っているという事でもある。だからこそ彫刻表現の文脈、絵画表現の文脈を理解している必要がでてきた。過去にあったアプローチ、という事を理解した状態で改めて写真作品としてアプローチする事と無知な状態でやってしまうことはまったく意味が違う。今まで大学の図書館では写真集コーナーばかりにいたけど、本を探すエリアが変わった。

 

研修旅行の成果を一つの作品にしようと3ヶ月前からアイデア出しとサンプルをいくつか試していて、いよいよ具体的に動きだす。生涯縁がないと思っていたお店にでかけて話を聞いたり体験したり、ドキドキの連続。今月末に第一弾のプリント作業が始まり、2月の完成を目指す。ドイツで何を学んできたの?と言われないような作品になるといいが、、、。