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制作の記録と日記

#00096 ジャングルから日常へ

ジャングル撮影も無事に終了し帰国。初日に撮影したフィルムを現像に出した。これが問題なければ残りのフィルムを一気に現像に出し、スキャニングからスティッチングまでをコツコツ進めていく。躊躇せず最初からまとめて200枚現像に出せばいいものを、どうにも度胸がなく石橋を無意味に叩くことにした。

 

ジャングルでは暑さと勾配のキツさと蚊の多さ、自分の体力不足に常に悩まされた。1時間歩くだけで集中力が一気に低下する。午前2時間撮り、正午暑さのピーク時は休み、午後3時間撮るという流れができたのは撮影から4日経ってからで、それまではぶっ通しで撮影していた。夕方からはマラリア蚊が出るからやめたほうがいいと現地の人みんなに言われしぶしぶホテルに戻る。ホテルにも蚊はいるので夜は蚊帳の中で過ごした。

初日は全く撮影に集中できずミスの連続、このままでは倒れてしまうと本気で思うほど暑い、キツイ。スコールが降り撮影を中止せざるをえない状況もあった。

2週目からは現地ガイドとの意思疎通もスムーズになり、撮影に適したジャングルを歩くことができた。気候にも慣れてきて休憩のタイミングなども的確になってきたところで全ての日程が終了。

 

現像の上がりが楽しみでもあり恐ろしくもある。D810をポラ代わりに持って行ったので露出は問題はないはず。空港のX線検査もフィルムだけは全てハンドインスペクションで通過させてもらったのでカブリの心配もない。祈るような気分でこの1週間を過ごしている。