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制作の記録と日記

#00015 見たことない景色

今日は夕方から東急ハンズで買い出し。週末の奥多摩撮影の為の撮影道具。

 

今自分の扱っているモチーフは木や草なので、一歩外に出ればあちこちにある。ましてや相原近辺には茂みも山も原っぱもあって、そこで撮影は事足りるように思える。でも今後撮影する森の範囲を広くしていこうと思っている。身の回りのイメージを撮り尽くしたと思えた後で範囲を広げていけばいいんだという冷静さと、いや普段見ているモチーフよりももっともっと素晴らしいものが他にあるはずだという単純な好奇心が重なる。

昨年は牛の毛を撮りにスコットランド、房総、朝霧高原の他に関東近郊の牧場に出かけて、直接交渉して撮影させてもらった。しかしいざ作品として纏めてみると、セレクトされたものは全て片倉駅近くの牧場で撮影した牛の写真。家から30分で着く。どれだけ遠い場所だろうが、苦労して撮影しようが、それはイメージの良し悪しやセレクトには関係無いんだと清々しい気持ちになった。

 

それでも遠くまで行ってしまうんだろう。屋久島や小笠原諸島で撮影してみたい。そして結局は相原周辺の写真がセレクトされるのかもしれない。好奇心に振り回されているうちはまだまだ未熟なのか、それとも重要なことなのかは分からないけど、その好奇心に翻弄されながら格闘する感覚を自分は大切にしていきたい。